脂肪肝
病態
脂肪肝は不摂生な生活習慣によるものが大半で、肥満やアルコールの飲みすぎ、運動不足が原因で、消費できないカロリーが中性脂肪などの脂肪として肝臓に蓄積された状態です。比較的よくみられる疾患で、健診などでも4人に1人はみられる疾患です。
症状
症状はありません。
治療
アルコールが原因であれば、禁酒すれば肝機能異常はすぐに良くなります。しかし、脂肪肝はすぐには治らず時間がかかります。アルコールを控えること、脂肪分の多い食事を避け適度な運動によるカロリー消費によって体重を減らすことで徐々に脂肪肝は改善していきます。ただ、肥満の人が急に激しい運動を始めると、膝を痛めてしまったり、まれには肝機能を悪くすることもあるのでほどほどが肝心です。 少し汗をかくぐらいの早足の歩行を一日30分以上することをお勧めします。
その他
超音波の検査では普通の肝臓は腎臓と同じで黒っぽい色をしていますが、脂肪肝になると肝臓が白っぽく写るようになります。アルコールについては、一日の量は日本酒に換算して1合(ビールで350cc、1本、ワインで2杯、ウイスキーでダブル1杯に相当)までが適当です。特に、日本酒に換算して3合以上飲む方は、注意が必要です。また、アルコールによる脂肪肝は肝硬変になる危険がありますので注意が必要です。肥満については、標準体重の20%以上の方の2割から3割に脂肪肝があると言われています。脂肪肝の方の多くは、肝臓の細胞の中だけでなく、血液の中の脂肪も多くて高脂血症になっています。高脂血症は動脈硬化の主な原因で、脳卒中や心筋梗塞などにかかる危険性がないひとの4倍あると言われています。脂肪肝と診断された方は1年単位で観察していくとよいでしょう。

超音波の画像
このように肝臓に脂肪が付いてくると白く映るようになります。通常、腎臓に比べ白く見えれば脂肪肝ということになります。

脂肪肝 肝嚢胞 肝血管腫 慢性肝炎 肝硬変 急性肝炎

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