慢性肝炎
病態
アルコールやウイルス(B型、C型)、自己免疫、薬物などが原因となり6ヶ月以上続く炎症を起こした状態のことをいいます。日本で見られる慢性肝炎はウイルスによるものがほとんどです。
症状
症状はあまりみられませんが、全身倦怠感、易疲労感などを訴える方もいます。
治療
患者さまの慢性肝炎の原因となっているものに合った治療をします。そのためまずその原因となるものを調べ、それからその原因となるものに合った治療をします。

C型肝炎ウイルス(HCV)
感染経路 HCVのほとんどが血液による感染です。性行為、母子間などによる感染はまれです。
自然経過 HCV感染の約70%が慢性肝炎になり、さらにその中の30%が肝硬変になるといわれています。またHCV感染による肝細胞癌発生は全肝細胞癌の70%〜80%といわれています
検査法 HCVの存在診断は血中ウイルスマーカーであるHCV抗体やHCV-RNAなどで存在診断をします。
治療法 HCVの治療法としてはインターフェロンやリバビリンが一般的にですが、HCVの中でもいくつかのタイプが存在し日本人はインターフェロンが効きにくいタイプが多いようです。
ただし現在新しい治療法が開発されてきており治療効果が上がってきております。
B型肝炎ウイルス(HBV)
感染経路 血液、性行為などによる感染や母子間の感染によります。
自然経過 HBVは感染時期によって慢性肝障害になるリスクが変わってきます。一般的に慢性化するのは新生児や幼少期に感染した場合がほとんどです。成人時期での感染は症状もなく、いつのまにか治っているのがほとんどです。
検査法 HBVの存在診断は血中ウイルスマーカーにより検査します。検査したHBVのウイルスマーカーの結果によってHBVの状態が変わってきます。
HBs抗原陽性 HBVが感染している状態です。
HBs抗体陽性 HBVが治癒したもしくはワクチンにより非感染状態になっている
HBe抗原陽性 HBVが活発に感染している状態です
HBe抗体陽性 HBVが沈静化している状態です
治療法 HBVの治療法はインターフェロン、ラミブジンなどが一般的です。ただし最近はワクチンが開発されHBVによる肝炎は減少傾向にあります。

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