服部胃腸科は患者さんの利便性を考え外来でのポリープ切除を導入しています。
@対象
あくまで小さく・数が少ないポリープを対象とし、出血などの合併症が生じないよう、また生じた場合でもすぐに対処・治療できるよう、自宅でもしっかりと安静と生活制限が約束できる患者様が対象となります。
以下の項目で(はい)があてはまる方は入院でのポリープ切除をお願いします。
@初めて大腸の内視鏡検査を受ける
A心筋梗塞、狭心症、不整脈、脳卒中、肝臓病)がある。
B狭心症、脳卒中予防薬などを内服している。
C家は病院から車で60分以上離れている。
D一人暮らしをしている。
Eポリープを切除しても2週間の禁酒や激しい動きの運動、力仕事の禁止が難しい
F日頃、血が止まりにくい
G過去に大腸ポリープ切除で下血したことがある.
また、外来でのポリープ切除は、少なくとも2週間の禁酒、1週間は遠出、ジョギング、ゴルフなどの汗をかく運動、力仕事、旅行、出張は禁止できる方が対象となります。
A外来ポリペクトミーの方法
検査と同様に鎮静剤を使用します。ポリープ切除自体の痛みはありません。右の絵の様にポリープを電気メスで絞め、焼きながら切除します。(平坦なポリープは生理食塩水を注入し切除することもあります)時間は通常の検査に、ポリープ切除にかかる時間を加えて大体20〜30分ぐらいです。ポリープ切除した場合は、止血剤の点滴を行います。 尚、切除したポリープは病理検査で調べ、結果は2週間後にわかります。
@ A
ループ状の電気メスを開き
ポリープにかぶせます。
取り残しのないことを確認しながら
さらに縮めて、ポリープを絞厄して
いきます。
B C
電気メスでしっかり絞厄し、
通電を行い切除となります。

痛みは感じません。
ポリープ切除完了です。
この後、切除後を観察し
問題がなければ終了となります。
切除したポリープは病理検査で調べるため検査結果が出るまで数日かかります。
B注意点
Iポリペクトミーは外科的に開腹することもなく、痛みもない為、簡単に考えられる方が多いですが、病変部を切除することには変わりありません。ポリープの大きさ・形・ポリープ内の血管性状などによっては、まれに予期せぬ合併症(出血・穿孔)を起こすこともあります。
観察中にポリープが多数見つかった場合は、安全の為に1回で全てのポリープ切除はせず、2、3回に分ける場合があります。ポリープ切除時に、医師が外来でのポリープ切除が困難と判断した場合は、改めて入院でのポリープ切除をお願いすることになります。  ポリープ切除後の偶発症として、稀に2%の割合で出血が報告されていますが、多くは自然止血が期待できますが、時には輸血を要する程の出血が見られる場合もあります。またごく稀ではありますが、穿孔も報告されています。熟練した医師が細心の注意を払いながら行いますが、このような偶発症が生じた場合には入院が必要となり、再検査、緊急外科手術になる場合もあります。医師の指示を守っていただきますようお願い申し上げます。  また、ポリープ切除後に下血する場合は必ず当院に御連絡下さい。
C禁忌
抗凝固剤を内服している方はポリープ切除は出来ません。
※心疾患・脳疾患等で抗血栓剤・抗凝固剤を内服している方は数日間中止していただきます。
係りつけの先生に手紙を渡しますので、御相談いただき返事をお持ち下さい。(内服の再開は退院時までにお知らせします)
D費用
外来大腸ポリープ切除にかかる費用:2割負担 約15000円、3割負担約25000円