初めて大腸カメラ検査をする人が知っておくべき基礎知識!
「大腸カメラ検査は恥ずかしい、痛そう」と感じて、大腸カメラ検査をためらっている方も多くいらっしゃいます。
特に女性は羞恥心から検査を避けるケースもあります。
しかし、大腸カメラの特徴や注意点を事前に知っておけば、不安が和らぎ、安心して検査を受けられるようになります。
初めての方は、下剤の飲み方や当日の注意点についても確認しておきましょう。
大腸カメラ検査とは?

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)は、肛門から内視鏡を挿入して、大腸の内部を直接観察する検査です。
直径約12mmのスコープを使用し、盲腸まで挿入した後、ゆっくりと引き抜きながら腸内を観察していきます。
検査中は、ひだの裏までしっかり確認するために腸を膨らませる必要があり、お腹の張りを感じることもありますが、
鎮静剤を使用することで痛みや不快感を軽減することが可能です。
大腸カメラ検査の特徴
- 大腸の全長(約150cm)を検査できる
- ポリープの発見・切除が同時に可能
- 早期の大腸がん発見につながる
下剤の服用について
検査前には大腸を空っぽにする必要があり、1,500〜2,000mlの下剤を飲みます。
味付きの飲みやすい下剤を選べるクリニックもあります。
下剤を飲み始めると5〜10回程度の排便があり、最終的には水のような便になるのが理想です。
下剤を飲んでいる間はこまめに水分補給を行い、積極的に体を動かすことで排便が促されます。
検査中の排便の心配は不要
検査中に便意を感じる方もいますが、多くの施設では防水シートなどの対策をしているため、安心して受けられます。
大腸カメラ検査の必要性

近年、大腸がんの患者数が増加傾向にあり、その要因として「食の欧米化」「運動不足」「加齢」などが挙げられます。
大腸がんのリスク要因
- 赤身肉・加工肉・乳製品・アルコールの過剰摂取
- 大腸がんや乳がんの家族歴
予防に役立つ食材
- 海藻、豆類、野菜、果物
- コーヒー(適量)
大腸がんは早期に発見すれば、ほぼ100%に近い確率で完治が可能です。
推奨される検査頻度
- 大腸ポリープを切除した経験がある方:1〜2年に1回
- それ以外の方:3〜5年に1回
30代以下の方でも、症状がある場合や心配な場合は自費で検査を受けることが可能です。
大腸がんの主な症状
大腸がんは早期には自覚症状がないことが多く、発見が遅れる原因にもなります。
- 食欲不振・吐き気
- 腹部の膨満感・不快感
- 血便や便が細くなる
- 腹痛・排便時の痛み
- 便秘や下痢が続く
- 体重減少・貧血による息切れやめまい
進行がんでは腸閉塞や嘔吐を引き起こすこともあり、ステージ4まで進行すると5年生存率は約18.7%にまで低下します。
早期発見・早期治療が極めて重要です。
大腸カメラは抵抗感よりも予防を優先しよう
大腸カメラは、がんの早期発見・予防、そしてQOL(生活の質)の維持に大きく役立つ検査です。
40代以上の方はもちろん、胃腸に不安のある方や家族歴のある方は、年齢を問わず受けることが推奨されます。
服部胃腸科について
服部胃腸科は、全国有数の検査実績を誇り、幅広い世代の患者様に信頼されています。
はじめての方にも安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、丁寧な説明とフォローを心がけています。
また、女性の患者様にも安心いただけるよう「レディースデイ」を設け、麻酔を使用して苦痛や不快感を最小限に抑える体制を整えています。
服部胃腸科
住所:〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町2丁目12-35
電話番号:096-325-2300