コラム

HOME 投稿 コラム はじめての人間ドックをするときに知っておくべき基礎知識!目的や検査項目を知ろう

はじめての人間ドックをするときに知っておくべき基礎知識!目的や検査項目を知ろう

 

人間ドックをこれから受ける方のなかには、どのような検査項目があるのかわからず不安に感じている方もいるでしょう。一般的な健康診断よりも費用が高額になりやすい人間ドックですが、全身状態を詳細に検査できるため、身体の異常を調べるために有効な検査方法の1つです。会社によっては人間ドックの補助も出るため、積極的に受けるようにしましょう。ここでは、人間ドックの基礎知識や目的、検査項目などをご紹介します。

 

人間ドックの目的を知ろう

3大死因とも呼ばれる「がん」、「脳血管疾患」、「心疾患」は、日本人の死因の半数以上を占めることでも有名です。これらの疾患や生活習慣病は、多くの病気に初期症状が見られないことが特徴です。特に、働き盛りの方は忙しさから「少しぐらい体調が悪くても問題無い」と捉え、定期的にご自身の健康状態のチェックを怠りやすい傾向があります。しかし、がんのような疾患は、早期に発見できなければ進行がんになってしまうケースも少なくありません。

そのため、病気を早期発見し、治療を行うためにも人間ドックで定期的に身体の状態をチェックすることは重要です。また、検査結果をみることで、ご自身の生活習慣を見直すきっかけにもなるでしょう。食習慣や運動習慣などを見直すことで、健康を増進することにも繋がります。また、病気を早期発見できることは、経済的負担の軽減にもつながることがメリットです。初期の病気なら医療費は安く抑えられますが、進行した病気ほど医療費は高額になりやすい傾向があります。


人間ドックは費用が3~4万円ほどかかり、日帰りでの検査の場合は2~5時間ほどかかります。ほぼ半日ほどかかる検査であるため、人間ドックの日は仕事を休むなどスケジュールを調整しておくことが大切です。お住まいの自治体によっては、人間ドックの助成や費用補助が行われているため、検査を受ける前にチェックしておきましょう。検査結果は、2~3週間後に郵送されることが一般的です。病院によっては宿泊して、多くの検査項目を調べることが可能な人間ドックが用意されているケースもあります。

「人間ドックはどのタイミングで受けるべき?」と迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、30歳や40歳のような節目のタイミングやがんが心配になったタイミングなどに検査を受けて頂くことをおすすめしております。

 

人間ドックの検査項目とは?

人間ドックには、以下のような検査項目があることが一般的です。
・身体計測
・血液検査
・尿検査
・便潜血検査
・心電図検査
・眼科検診
・聴力検診
・肺機能検査
・胸部・腹部CT検査
・内科健診
上記の項目にもあるように、人間ドックの検査項目は多岐に渡ります。上記の検査項目を調べる際には医師からの問診も行われるため、体調で気になることがある場合には申告しておくようにしましょう。上記の検査のほかにも、腫瘍マーカーや乳腺、前立腺やC型肝炎などはオプションとして付けることが可能です。

その他にも、希望される方には脳ドックや肺がん健診、胃がん健診や心臓ドックなどのオプションをご案内します。人間ドックを受ける機会に推奨しているオプション検査は、胃カメラ検査です。胃カメラ検査をすることで胃の内部を直接観察することができ、ピロリ菌感染症の有無や慢性胃炎などを発見することが可能になります。また、早期胃がんは自覚症状がないため、胃カメラによって早期に発見することが重要です。

 

人間ドックを受ける際の注意点

人間ドックを受ける前日は、アルコールの摂取が禁止となるため注意しましょう。夕食は塩分の多いものや脂肪分の多いものは避けるようにし、消化の良い食べ物を摂取するよう心掛け、20~21時までに済ませるようにします。前日の20~21時以降は基本的には水のみを摂取するようにし、アメやタバコなどの嗜好品は禁止となっています。睡眠不足になると尿検査や血液検査に影響を及ぼすケースもあるため、人間ドックの前は十分に睡眠をとるようにしましょう。検査によっては、喉の麻酔や鎮静剤などを使用する場合もあります。その際には、飲食がいつ頃から可能か医師から指示があるため、守るようにしましょう。


病院によって、人間ドックで選択できるオプションは異なる場合があります。検査ができたとしても、望むような検査方法を採用していない病院もあるため、人間ドックをする前に納得できる検査を行ってもらえるような病院を調べるようにしましょう。また、人間ドックが初めてで不安がある方は、検査実績が豊富な専門医が在籍しているかを調べることをおすすめします。「機能評価認定施設」に選ばれているかも、チェックしておきたいポイントの1つです。機能評価認定施設に認定されていれば、人間ドック・予防医療学会が認定する評価基準をクリアしていることがわかります。

「人間ドックを受けるのは年配の方」というイメージがあるかもしれませんが、20代から積極的に受けている方がいるのも事実です。20代で発症しやすいのは、乳がんや子宮頸がん、甲状腺がんや白血病などが挙げられます。若い世代の方は、進行がんを発症しやすい傾向があるため、がん家系の方は身体の不調を感じる前に人間ドックを受けることをおすすめします。

 

服部胃腸科

服部胃腸科は、全国有数の検査実績を持ち、幅広い世代の患者様から信頼を寄せて頂いております。はじめての人間ドックや内視鏡カメラを安心して受けて頂けるよう、患者様の気持ちに寄り添いフォローを行いながら、高精度な検査を提供いたします。
当院では女性も安心して検査を受けて頂けるよう、「レディースデイ」を設けています。検査の際には麻酔を使用することで、患者様の苦痛や不快感を最小限に抑えるよう努めております。
住所:〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町2丁目12-35
電話番号:096-325-2300