大腸カメラ検査の流れと当日の注意点について
当院では、最新の技術を駆使した大腸カメラ検査を実施しています。
これまで大腸カメラ検査を受けたことがない方、大腸カメラ検査について詳しく知りたいという患者様へは、事前にきちんと検査内容をお伝えしますので、どうぞご安心ください。
今回は、これから大腸カメラ検査を受けたいとお考えの方へ向けたコラムになっています。
当院で大腸カメラ検査を受ける場合の流れや、当日の注意点についてまとめておりますので、ぜひご覧ください。
大腸カメラ検査を受けられる患者様へ
大腸カメラ検査をご希望の際は、まず診察予約をお願いしております。
当院では、患者様のお身体の状態をきちんと診察した上で適切な検査を実施できる体制を整えております。お手数ですが、一度診察にお越しいただいた際に、大腸カメラ検査の日程を決めていきましょう。
事前予約が難しい場合や、緊急で検査を受けたいという場合には、待ち時間の少ない平日の15時以降にお越しいただくことを推奨しております。大腸カメラ検査について気になること、不安なことがありましたら、当日までにスタッフにお声がけください。
大腸カメラ検査の流れ
ご予約をいただきましたら、検査前の準備に取り掛かります。水分の制限はありませんので、しっかりと水分補給をして脱水による体調不良が起こらないように体の状態を整えてください。
検査当日は、医院にて検査用の下剤を飲んでいただきます。
カメラを挿入する前には静脈麻酔を使用しますので、痛みや苦痛はありません。
患者様が眠っている状態で検査を行い、麻酔の効果が切れるまではベッドでお過ごしいただけます。
患者様によって意識がはっきりするまでに個人差がありますので、無理はせずゆっくりと体の感覚が戻るまでお休みください。
検査結果については、後日改めてお伝えいたします。
大腸カメラ検査を受ける際の注意点
検査当日の注意点として、まず当日は絶食の状態でご来院ください。
水分補給は問題ありませんが、色味の強いもの(濃いめのお茶やコーヒー、牛乳など)はカメラの支障となる可能性があるため避けましょう。
検査中は麻酔を使用するため大きな問題はありませんが、麻酔から覚めた後に急に動くと転倒や気分が悪くなるなどの問題も考えられますので、検査後は少し時間に余裕を持って動けるようにスケジュールを調整しておくといいかもしれません。
また、ご来院・ご帰宅の際はなるべく自家用車の運転は控えていただけたらと思います。
できる限り公共の交通機関やタクシーを使うか、ご家族の方の運転でご移動ください。
大腸カメラ検査を受けるタイミング
大腸カメラ検査に関して、患者様からよくある質問の一つに「どのような症状があったら大腸カメラ検査が必要なのか知りたい」というものがあります。
特に体調に変化がない場合でも定期的に検査を受けていただきたいというのが前提ではありますが、例えば以下のような症状が見られた際には、早めに検査を実施することが望ましいです。
・排便時に出血が見られる
・便秘と下痢をずっと繰り返している
・腹痛が頻繁に起こり、排便後も復調しない
・排便後も残便感があり、スッキリしない
・お腹が張る感覚が続いている
・体重減少が続いている
など
こうした症状は、一時的な体調不良でも起こりうるものですが、大腸や小腸に大きな疾患が隠れていた場合にもよく見られる異変です。
違和感がしばらく続く場合には、一度大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
大腸カメラ検査を終えた後について
大腸カメラ検査は、大腸や小腸、肛門の疾患をいち早く見つけるために最も効果的な検査方法です。
とはいえ、一度の検査で腸の全てを確認することは困難であることも事実です。
当院では、同じ部位を複数回確認したり、体の向きを変えながら検査をしたりとさまざまな工夫をしていますが、それでも一度受けて問題なしだったから大丈夫、というものではないということを知っておいていただけたらと思います。
大きな所見がない場合であれば、頻繁に検査を受ける必要はありませんが、それでも1年に1回や2年に1回など、定期的に検査を受けにお越しいただきますようお願いします。
また、検査後であっても何らかの違和感を覚えたり、排便時に異常が見られたりする場合は、早めに病院で検査を受けるようにしましょう。
医院情報
服部胃腸科は日本消化器内視鏡学会認定指導施設に認定されており、年間約1万件以上の全国有数の内視鏡検査・治療数の実績を有しております。
熊本で胃カメラ・大腸カメラをご検討の方は、お気軽に服部胃腸科へご相談ください。
◆クリニック名
医療法人社団魁生会 服部胃腸科
◆所在地
〒860-0004
熊本県熊本市中央区新町2-12-35
TEL:096-325-2300