大腸カメラは、○○な方に受けてほしい検査です!
大腸カメラ検査とは、どのような方に必要なものかご存じでしょうか?
「大腸カメラ検査の存在は知っているけれど、自分が対象かわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は「大腸カメラ検査を受けてほしい対象はどんな人?」という疑問にお答えします。
なお、当院は大腸カメラ検査をはじめとする内視鏡検査の専門医が負担の少ない検査を実施しております。
今まで大腸カメラ検査を受けたことがない方でも安心して受けていただけますので、どうぞお気軽にご連絡いただけたらと思います。
1.40歳以上の全ての方に推奨の検査です!
前提として、大腸カメラ検査は「40歳以上の全ての方」に受けていただきたい検査の一つです。
なぜ40歳以上かというと、大腸がんのリスクが40歳から上昇するというのが大きな理由です。
大腸がんに限らず、多くのがんは30代から40代、50代にかけてリスクが高まる病気です。
また、年齢を重ねるについれていろいろな不調が現れるタイミングでもあるため、定期的に検査を受けるに越したことはありません。
定期検診や人間ドックで指摘を受けた場合はもちろん、普段の生活の中で違和感があった方、特に気になる点はないけれどこれまでなかなか検査を受ける機会がなかった方など、全ての方に受けていただけたらと思います。
当院では胃カメラや大腸カメラを含む人間ドックにも対応しておりますので、ぜひ健康管理の一環としてご利用いただけたら幸いです。
2.炎症性腸疾患をお持ちの方
大腸カメラは、がんを発見するためだけのものではありません。
例えば大腸や小腸など消化管に炎症が起こる「炎症性腸疾患」の検査や経過観察のためにも活用されています。
炎症性腸疾患として有名な病気としては、潰瘍性大腸炎やクローン病などがあります。いずれも完治が難しい指定難病で、長期的な治療や経過の観察を行いながら寛解状態(病気の症状が落ち着いている状態)を目指していく必要があります。
炎症性腸疾患はがんのリスクの一つにもなるため、診断された場合には、必ず定期的に大腸カメラ検査を受ける必要があるでしょう。
3.大腸ポリープがあると言われた方
大腸ポリープとは、大腸の一部がイボのように隆起したものを言います。
大腸ポリープは大きく分けて腫瘍性と非腫瘍性の2つに分類され、大腸がんのリスクを含んでいる前者は、早めに切除する必要があります。
また、ポリープは再発の可能性も少なくないため、過去にポリープを切除したことがある方、大腸ポリープが見つかったことがある方は、定期的に大腸カメラで大腸内のチェックをすることをおすすめします。
ポリープができる原因は明確にされておらず、遺伝子の異常や生活習慣などさまざまな要因があると言われているため、気づいたら大腸ポリープができていた、というケースも考えられます。
4.大腸がんにかかった身内がいる方
大腸がんにかかった身内がいらっしゃる場合には一度検査を受けてみることをおすすめします。
がん体質は必ずしも遺伝するものではありませんが、大腸がんの約5%は遺伝によるものとされています。
遺伝による大腸がんは「家族性大腸がん」と言われ、40歳未満で発症しやすく複数のがんができる、多数のポリープができるなどの特徴があります。
こうした異常は、大腸カメラ検査を行うことで早期に発見し、治療を開始することができます。
基本的には40歳前後からの検査を推奨している大腸カメラですが、遺伝によるリスクが不安という方は年齢を問わず検査を受けていただくことをおすすめします。
5.排便異常など、体に違和感がある方
特にこういう症状があったら大腸カメラを受けてほしい、というポイントは以下の通りです。
・便秘や下痢が続いている
・便に血が混じっている
・排便後も残便感など不快な状態が続く
・慢性的な腹痛やお腹の張りなど違和感がある
・貧血や体重減少など、体の不調が気になる
上記で挙げた症状は、大腸や小腸の機能になんらかの異常を来している場合によく見られるものの一部です。
もちろん、このような症状があったからといって必ずしも大きな病気であるとは限りません。
一時的な不調であるか、治療が必要な状況であるかを明確にするためにも、気になる症状があった場合には早めに検査を受けるようにしましょう。
医院情報
服部胃腸科は日本消化器内視鏡学会認定指導施設に認定されており、年間約1万件以上の全国有数の内視鏡検査・治療数の実績を有しております。
熊本で胃カメラ・大腸カメラをご検討の方は、お気軽に服部胃腸科へご相談ください。
◆クリニック名
医療法人社団魁生会 服部胃腸科
◆所在地
〒860-0004
熊本県熊本市中央区新町2-12-35
TEL:096-325-2300