コラム

HOME › 投稿 › コラム › 小腸カプセル内視鏡のメリットとデメリットとは?検査前に準備しておきたいポイント紹介

小腸カプセル内視鏡のメリットとデメリットとは?検査前に準備しておきたいポイント紹介

初めて小腸カプセル内視鏡検査を行う場合は、メリットやデメリットを理解してから検査に臨みたい方もいるでしょう。小腸カプセル内視鏡は胃カメラ検査の代わりにはなりませんが、多くのメリットがあることが特徴です。今回は、小腸カプセル内視鏡検査のメリットとデメリットについてわかりやすく紹介します。

小腸カプセル内視鏡のメリットとは

小腸カプセル内視鏡のメリットは、以下の通りです。

  • 痛みや不快感なく検査を受けることができる
  • 患者様の精神的なストレスを軽減できる
  • 検査中に日常生活を送ることができ、検査時の制限が少ない
  • 放射線を使用せずに検査できるため、被ばくの恐れがない
  • 保険適用することが可能な検査である
  • 小腸疾患の早期発見ができる
  • 検査中に飲食することができる

小腸カプセル内視鏡のメリットは、患者様の苦痛を軽減できることが最大のメリットだといえます。従来の胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査では、患者様のなかには検査時の痛みに不安を抱く方も多くいらっしゃいました。しかし、小腸カプセル内視鏡なら、小さなカプセルを飲み込むだけで検査を実施できるため、検査を受けて頂くハードルが低くなることが強みです。スコープを身体の内部に挿入することに抵抗感がある方も、カプセルの内服なら手軽に行いやすく、女性でも受けやすい検査だといえます。

下剤を服用する必要もなく、麻酔や鎮静剤などの使用も不必要であるため、検査後も通常通りに仕事や家事などを行って頂くことが可能です。検査時に病院の中に留まる必要はないため、忙しい方でも受けて頂きやすい検査だといえるでしょう。

また、従来の内視鏡検査では医師が疾患を見落とすケースも少なくありませんでしたが、カプセル内視鏡なら1秒間に2~6枚の写真を撮影できることで、医師がじっくりと小腸内を観察しやすいことが特徴です。

検査後は、自然に排便を行うことでカプセルを体外へ排出することが可能です。下剤を飲んで無理に排便する必要はないため、検査後も患者様への身体の負担を抑えることができます。また、検査を開始してから4時間後には軽食をとれるようになるため、「絶食が辛い」という方でも受けて頂きやすい検査だといえるでしょう。

小腸カプセル内視鏡のデメリットとは

小腸カプセル内視鏡のデメリットは、以下の通りです。

  • 胃の中を観察できない
  • 胃カメラ検査などと比較すると費用が高額になる
  • 観察したい箇所を重点的に観察することができない
  • カプセルが腸内を通過できない場合は手術で取り出すなどのリスクがある
  • 検査と同時にポリープ切除や組織採取などは行えない
  • 画像データに死角が生じるケースもある
  • 座ったままでいるとカプセル内視鏡の進みが緩慢になるケースもある
  • カプセル内視鏡検査中にはスマートフォンは使用できない
  • 詳細に調べる必要がある場合は、シングルバルーン内視鏡やダブルバルーン内視鏡などを行う必要がある

小腸カプセル内視鏡は、医師がスコープを挿入する内視鏡検査と比較して、自走性がないため死角が生じやすく、病変を見落としやすいことがデメリットとして挙げられます。稀なケースですが、カプセルが身体の内部で破損したり引っかかったりした場合は、緊急手術が必要となる場合もあります。カプセルが身体の内部で破損すると、内臓電池の液漏れによって腸穿孔のような重大な合併症が起こる可能性があることも否定できません。また、腸閉塞や出血のような合併症が起こる危険性もあるため、事前にカプセルの開通性評価判定を実施することが一般的です。

「小腸カプセル内視鏡の検査を受けたい」と考えている患者様でも、心臓ペースメーカーのような医療用電子機器が埋め込まれている患者様や嚥下障害がある患者様の場合は、小腸カプセル内視鏡を実施することはできません。小腸カプセル内視鏡の適用であるか、検査前に担当医に確認するようにしましょう。

カプセル内視鏡が便と混じって排出されるケースがほとんどですが、2週間以上排出されなければX線検査が追加で必要となる場合もあります。忙しい人にとっては、再検査を行うことを手間だと感じる場合もあるでしょう。

また、大腸内視鏡検査なら、検査時にポリープ切除や組織採取などを同時に行えますが、カプセル内視鏡検査では、観察するのみの検査となっています。そのため、大腸ポリープや大腸がんのような疾患のリスクが高い方は、カプセル内視鏡検査ではなく大腸カメラ検査を選択すると良いでしょう。小腸カプセル内視鏡で検査をして異常がある場合は、シングルバルーン内視鏡を再度実施する必要があるケースもあります。

「痛みや苦しさを伴う検査をやりたくない」と考える方にとって、カプセル内視鏡検査は受けて頂きやすい検査方法の1つです。検査へのハードルが低くなることで、病気の早期発見にもつなげられるでしょう。

熊本市中央区で小腸カプセル内視鏡検査をご検討中の方へ

服部胃腸科は、全国有数の検査実績を持ち、幅広い世代の患者様から信頼を寄せて頂いております。はじめての人間ドックや内視鏡カメラを安心して受けて頂けるよう、患者様の気持ちに寄り添いフォローを行いながら、高精度な検査を提供いたします。

当院では女性も安心して検査を受けて頂けるよう、「レディースデイ」を設けています。検査の際には麻酔を使用することで、患者様の苦痛や不快感を最小限に抑えるよう努めております。

住所:〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町2丁目12-35
電話番号:096-325-2300

この記事の監修医師

医療法人社団 魁正会 服部胃腸科 医師

医師 櫻井 宏一

経歴・資格・所属学会

  • 1991年 久留米大学医学部卒業
  • 1991年 熊本大学第3内科入局
  • 1991年 勤務地:熊本地域医療センター、昭和大学藤が丘病院消化器内科
  • 1999年6月 熊本大学第3内科に勤務
  • 2003年 熊本大学消化器内科に所属変更
  • 2004年6月 熊本大学消化器内科助手
  • 2007年4月 熊本大学消化器内科助教
  • 2010年4月 熊本大学消化器内科医局長、光学医療診療部副部長兼務
  • 2012年10月 熊本大学講師
  • 2013年4月 服部胃腸科院長就任
  • 2014年4月 服部胃腸科理事長・院長就任
医師 櫻井 宏一

クリニック紹介・アクセス

住所
〒860-0004 熊本市中央区新町2丁目12番35号
電話番号
096-325-2300