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大腸ポリープ手術の流れを知ろう!具体的にどのような手術を行うのか解説

大腸ポリープが見つかった場合には、速やかに切除を行う必要があります。大腸ポリープは放置してしまうと出血や腸閉塞、大腸がん発症の原因となるケースもあります。腹痛や便秘などの原因にもなりやすいため、大腸ポリープを発見した際には積極的に切除することが一般的です。大腸ポリープは日帰りでも手術可能なため、忙しい方でも治療を受けて頂きやすいことが特徴です。今回は大腸ポリープ手術の流れや特徴をわかりやすく解説します。

 

大腸ポリープ手術とは

大腸ポリープは大きさなどの形態に合わせて、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的粘膜下層剥離術の3種類から選択することが特徴です。ポリペクトミーとは、直径が5mm以上の腺腫や2cm未満の早期がんに適応となります。電気メスで止血しながら行う手術や、「コールドポリペクトミー」と呼ばれる高周波電流を用いない切除方法もあります。内視鏡の先端からワイヤーを出し、ポリープを締め付け、高周波電流で焼き切る方法が一般的です。ポリペクトミー手術を行う際は1~2日間の宿泊が必要となり、稀に出血や穿孔などが起こる可能性もあります。

内視鏡的大腸粘膜切除術は、2cm以下の平らな病変や腺腫に適応となります。開腹しないため身体への負担は少なく、早期がんを内視鏡で切除することが可能な方法です。治療を終えた後から水分は摂取可能となっており、手術の3~4時間後には食事も摂取できます。日帰り手術が可能ですが合併症が起こるリスクもあるため、手術後1週間はアルコールや腹圧のかかる作業は控えるなど、注意すべきポイントがあります。

 

また、内視鏡的粘膜下層剥離術は、リンパ節転移の可能性がほとんどない早期がんが対象となります。内視鏡的粘膜下層剥離術なら、内視鏡的粘膜手術では切除しきれない難しい部位のがんや大きな病変などにも対応可能です。粘膜下層を直接剥がせる手術方法であるため、粘膜ごとがんを切除できます。内視鏡的粘膜下層剥離術でがんを切除しきれない場合は、外科的手術が必要となるケースもあります。高度な内視鏡技術が必要となる手術であるため、治療費は3種類のなかでも最も高額になります。

 

大腸ポリープ手術を受ける際の流れ

手術を受ける日がわかったら、手術の2~3日前から乳製品や脂肪分が多い食事、アルコールは控えるようにしましょう。牛乳は腸の粘膜に残りやすいことが特徴であるため、検査当日も控えることが大切です。手術前日は夕食を夜8時までに済ませるようにし、手術後まではジュースやコーヒーなどは控え、水を多めに飲むようにしましょう。手術前日は大腸内を綺麗な状態に保つためにも、消化の良いおかゆやうどん、赤身の多いひき肉や白身魚などを摂取することをおすすめします。

 

夜には下剤を飲み、腸管内を綺麗にしておくことが大切です。抗血小板薬や抗凝固薬などを服用している方は、服薬を一時中断する必要があるため、手術前に医師に申告しておくようにしましょう。便秘気味の場合は、手術までに酸化マグネシウム製剤や整腸剤などでお腹の調子を整えておく必要があります。

大腸ポリープの手術前、手術後の制限などは、病院によって異なります。不安がある方は、手術前日までに注意点や手術を受ける際の流れを確認しておきましょう。大腸ポリープ手術を受けた場合は、切除後に出血するリスクがあるため、術後2日間は安静に過ごして頂くことを推奨します。術後1週間は、腹圧がかかりやすい力仕事や旅行なども避けた方が良いでしょう。手術後に出血が止まらないなどのトラブルがある場合は、速やかに担当医に相談する必要があります。

 

大腸ポリープ手術は、病変の状態によって日帰りか宿泊になるかを担当医が判断します。大きなポリープや出血しやすいポリープ、出血リスクが高いポリープなどは、日帰り手術が行えないことが少なくありません。医療保険によっては手術に対して給付金が支払われるケースもあるため、手術前に確認しておきましょう。なお、病理組織検査や大腸内視鏡検査のみを行う場合は、給付金は支払われないため注意しましょう。

 

術後に安静にする期間も必要となるため、手術前後には仕事や旅行、出張などの予定を入れないようにするなど、余裕を持たせたスケジュールにしておくことで安心して手術を受けられます。

 

日本で最も多い「大腸がん」をポリープ切除することで未然に防ぐ

大腸がんを切除しておけば、将来的に大腸がんを予防することにもつながります。大腸がんの罹患率は年々増加しており、現代の日本では最も多いがんだといわれています。その原因は、食生活の欧米化や飲酒や喫煙習慣、運動不足などが挙げられます。大腸がんは初期症状がほとんどないため、発見したときには進行がんになっているケースも少なくありません。大腸がんを予防するためには、生活スタイルを見直し、定期的に大腸がん検診を受けてポリープを発見した際には速やかに手術を行うことが大切です。

 

服部胃腸科

服部胃腸科は、全国有数の検査実績を持ち、幅広い世代の患者様から信頼を寄せて頂いております。はじめての人間ドックや内視鏡カメラを安心して受けて頂けるよう、患者様の気持ちに寄り添いフォローを行いながら、高精度な検査を提供いたします。
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