胃カメラ検査というと、口からカメラを通して上部消化管を検査するイメージを持つ方がほとんどかと思います。

その検査には「苦しい」「辛い」「吐きそうになる」といったネガティブな印象を抱く方も少なくないでしょう。

そういった患者様の負担を少しでも減らすために、近年では多くの病院で経鼻内視鏡という方法が採用されています。
経鼻内視鏡とは、その名前の通り口ではなく鼻からカメラを挿入して検査を行うというものです。

今回はそんな経鼻内視鏡のメリットについてご紹介していきます。

1.嘔吐反射が出にくい

経鼻内視鏡の最も大きなメリットは、胃カメラ特有の「おえっ」となる反射が出にくいという点です。
口からカメラを通す経口内視鏡検査では、カメラが舌の奥に触れて嘔吐反射が出てしまいます。

胃カメラが苦しいと言われる原因のほとんどは、この嘔吐反射だとされています。

経鼻内視鏡の場合は舌の奥にカメラが触れる心配がないため、従来のように吐きそうになる感覚を覚えることなく検査を受けることができるようになりました。
過去に口からの検査で辛い思いをした方や実際に吐いてしまったという方にとって、嘔吐反射の不安がない経鼻内視鏡は、とても魅力的な選択肢ではないでしょうか。

2.鎮静剤が使えない方でも受けやすい

胃カメラ検査は基本的にその日のうちに終わる検査ですが、鎮静剤を使用した場合、その効果が切れるまで数時間安静にしていただく必要があります。
そのため、あまり長い時間を取れない患者様やお仕事の合間に検査を受けたい患者様にとっては、少し負担がかかってしまうという側面がありました。

一方、経鼻内視鏡を使用する場合は鎮静剤を使わず検査を行うことができるため、なるべく時間をかけたくないという患者様におすすめです。

お持ちの疾患によって鎮静剤が使えない場合や妊娠中の方、授乳中の方でも検査をうけられるという点も大きなメリットの一つと言えるでしょう。
とはいえ、鎮静剤を使用しない内視鏡検査はある程度負担がかかってしまうため、決して無理は禁物です。

体調が万全に戻るまではなるべく安静に過ごし、過度な行動は控えるようにしましょう。

3.検査中に会話ができる

経鼻内視鏡のメリットの一つに、検査中に会話ができるという点があります。

従来の経口内視鏡では、検査中にお口が塞がってしまうため会話ができないというデメリットがありました。
そのため、検査結果を後ほどお伝えしながら患者様の質問に答えていく必要があります。

一方の経鼻内視鏡は「自分の状態をリアルタイムで見ながら質問したい」という患者様にとって、検査中に医師とコミュニケーションが取りやすいという点が大きな魅力の一つです。

気になる点があった場合に質問がしやすい、自分の状態を口頭で伝えやすいという点から、経鼻内視鏡での検査を選択される患者様も多くいらっしゃいます。

「胃カメラは苦しい」というイメージを払拭できる検査方法です

経鼻内視鏡は、過去に経口内視鏡検査で辛い思いをした方に人気の方法です。

経鼻内視鏡が一般的に使用されるようになって、従来の「苦しい」「辛い」というイメージを払拭し、胃カメラ検査の敷居を下げることができていると言えるでしょう。
経口のものより細いカメラを使用できるという点も、患者様の負担軽減につながっています。

「経鼻内視鏡は画質が劣る」というデメリットもありますが、病気を早期に発見するという点においては問題なく行えるため、現在は多くの患者様が経鼻内視鏡を選ばれています。

それでも不安！という方はぜひ服部胃腸科へお越しください

上記のように、経鼻内視鏡検査はこれまでの経口内視鏡と比べると、患者様の負担が大きく軽減されている検査方法です。
とはいえ、全く苦しくないというものではありませんし、患者様によっては自分の検査風景を見るだけでも怖い！という方も少なくありません。

当院では、そういった患者様でも不安なく検査を受けていただけるよう、鎮静剤を使用した無理のない内視鏡検査を実施しています。

患者様は眠った状態で苦痛を感じることなく検査を済ませることができるため、胃カメラに対して恐怖心がある方でも安心して受けていただけるでしょう。

経鼻内視鏡でも不安、寝ている間に済ませてほしい！という方は、ぜひ当院の内視鏡検査を受診いただけたらと思います。

医院情報

服部胃腸科は日本消化器内視鏡学会認定指導施設に認定されており、年間約1万件以上の全国有数の内視鏡検査・治療数の実績を有しております。
熊本で胃カメラ・大腸カメラをご検討の方は、お気軽に服部胃腸科へご相談ください。

◆クリニック名
医療法人社団魁生会　服部胃腸科

◆所在地
〒860-0004　
熊本県熊本市中央区新町2-12-35
TEL：096-325-2300