40歳以降に胃カメラが必要と言われる理由を解説
多くのクリニックでは、40歳を迎えたら定期的に胃カメラ検査を受けるように呼びかけています。
健康診断や人間ドックで引っかかった方はもちろんですが、特に症状のない方であっても、2.3年に一度のペースで検査を受けていただくことが望ましいです。
とはいえ、なぜ検査開始のタイミングが40歳なのか、40歳までは検査を受ける必要ないのか、と疑問に感じられる方もいらっしゃると思います。
今回はなぜ40歳以降に胃カメラ検査を受ける必要があるのか、その理由について解説していきたいと思います。
40歳から増加傾向にある病気を早期に発見しましょう
30代から40代、いわゆる働き盛りの時代は、ご自身の健康管理にも気を遣っていかなくてはならないタイミングです。
会社で健康診断を受けている方は、これくらいの年齢から検査項目が増えることにお気づきでしょう。
また、35歳を過ぎたら人間ドックを受けるように、という呼びかけを耳にしたことがある方も多いかと思います。
40代前後になると、大きな病気はなくとも「胃が痛い」「胃もたれを起こすようになった」「食欲がない」など、さまざまな不調が出やすくなります。
こうした不調を放置してしまうと、気づかないうちに大変な病気が進行してしまうかもしれません。
過度に不安を抱く必要はありませんが、「40代からはいろいろな病気のリスクが高くなる」ということを念頭に、病気の早期発見のための取り組みを行っていくようにしましょう。
日本人に多いがんの一つである「がん」は40歳以降に増加します
がんは一般的に40代から80代前後まで、年齢を重ねるにつれて発症リスクが高まる病気の一つとされています。
原因は飲酒や喫煙といった生活習慣をはじめ、さまざまなものが考えられますが、その中でも、胃がんはピロリ菌感染によって発症するケースが多いと言われています。
胃がんや食道がんなど上部消化管にできるがんは、初期段階では特に大きな違和感を覚えることがないため、気づかないうちに進行してしまうというリスクがあります。
一方で、早い段階の発見ができればそれだけ完治の可能性が高まるとも言えるでしょう。
「特に気になることはないから大丈夫」と思わず、リスクを潰すためにも40代以降は定期的な胃カメラ検査を受けるようにしましょう。
40歳以降=それまでは受けなくていい、というわけではありません
例えば、ご家族にピロリ菌感染歴のある方がいらっしゃる場合、年齢に関わらず胃カメラ検査を受けていただくことが大切です。
「まだ20代だから自分は受けなくていいのでは?」「40歳になったら・・・」と考えている方も多いかと思いますが、もしピロリ菌に感染していた場合、早い段階で除菌治療を行う必要があります。
また、胃もたれや胃痛、むかつき、食欲不振、吐き気などの不調が続いている場合には、年齢を問わず早めに医療機関へ相談の上、必要に応じて胃カメラ検査を受けることをおすすめします。
「40歳以降」はあくまでもそこから病気のリスクが高まる、という一つの目安であり、それ以前は大きな病気にならない!というものではないということを忘れてはいけません。
胃カメラ検査のご相談は服部胃腸科まで!
「胃カメラを受けたいけれど、どこに相談すべきかわからない」
「胃カメラ検査について詳しく知りたい」と思いながらも、なかなか検査に踏み切れていない・・・という患者様は少なくありません。
まずは胃カメラ検査がどのような目的で行われるどんな検査なのかを知っていただけたらと思いますので、検査をお考えの方は、ぜひ一度当院へご相談にお越しください。
繰り返しになりますが、がんや胃潰瘍などの疾患は40代以降に増加傾向にあり、いずれも早期に治療を行うことが完治への第一歩となります。
気になる症状がない場合でも、定期的に胃カメラ検査を受けていただくことでご自身の健康状態を把握し、生活習慣に意識を向けていただけたら幸いです。
病気の早期発見・早期治療は、健康寿命を伸ばすことにも直結します。
健康寿命とは、年齢を重ねても日常生活に制限なく充実した日々を過ごせる状態を維持することを指します。
病気が大きくなると、その分治療の負担は大きくなってしまいます。
早い段階で必要な検査を受けて健康を守っていくためにも、ぜひ胃カメラ検査を活用されてくださいね。
医院情報
服部胃腸科は日本消化器内視鏡学会認定指導施設に認定されており、年間約1万件以上の全国有数の内視鏡検査・治療数の実績を有しております。
熊本で胃カメラ・大腸カメラをご検討の方は、お気軽に服部胃腸科へご相談ください。
◆クリニック名
医療法人社団魁生会 服部胃腸科
◆所在地
〒860-0004
熊本県熊本市中央区新町2-12-35
TEL:096-325-2300